ドイツの会社謄本はデジタル謄本が一般的

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です 。

以前ドイツの会社の日本支店廃止の登記を担当したのですが、それに関連してそのドイツの会社の本国における会社謄本(登記事項証明書)に触れる機会がありました。

 ドイツでは物理的ないわゆる書類タイプの会社謄本は既にあまり使用されず、いわゆるデジタル謄本が一般的だそうです。確かに日本よりはかなりオンライン化が進んでいるであろう欧米の国であることを考えれば十分に腑に落ちます。

  日本でもデジタル会社謄本は当然存在しますが、例えばある金融機関に会社謄本の提出が要求されるような場合、デジタル謄本はまず認めてくれません。いわゆる物理的な書面タイプの会社謄本の提出を要求されます。こうしてみるとやはり日本のオンライン化が遅れていることは間違いありませんね。