長丁場の相続手続き

どうも札幌の相続専門の司法書士行政書士・成田浩史です。

今日はある相続登記が完了したためその関連書類をお客様へお渡ししたのですが、実はこの相続登記は完了までにほぼ1年かかりました。

 なぜこれほど時間がかかったのかと言うと、相続人は7人と極端に多いわけではなかったのですが、相続人の1人が未成年で他の相続人と利益相反の関係にあったため特別代理人の申立てが必要だったこと、そして相続人がそれぞれ全国に散ってお住まいだったことが主な理由です。また手続きの最終段階で今回のコロナウイルス流行とぶつかってしまったこともありますね。

 このようにその相続手続きはその内容や各相続人の状況そしてタイミングによって思いのほか時間がかかってしまうことがあります。そして手続きを先送りにすればするほど一層複雑になり更に時間を要することになってしまいます。ですから「相続の手続きを進めたい」とお考えになった時は躊躇せず取り掛かられる方が良いと思います。