戸籍の廃棄証明書

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です。

 ある相続案件で富山県の高岡市へ戸籍請求していたのですが、その担当者の方から「当市では昭和3年以前の戸籍は全て廃棄してしまっております。」との連絡が。今回請求した戸籍は明治44年以前のものでしたので既に廃棄してしまっているとのことでした。そのため戸籍を廃棄していることを証明するための「廃棄証明書」と発行してくれるとのことでした。確かにこれがないと金融機関等に説明ができませんからね。それにしてもいや~参りました(苦笑)

 このような一定時期以前の戸籍を廃棄するということは高岡市に限らず各地の市町村で行われています。ただ北海道は例外でおそらくほ道内のどこの市町村でも未だに明治時代の戸籍を取得できるのではないかと思います。これは北海道の開拓が明治時代に入ってからであり比較的新しいということと、日本全国からの移住者達により開拓・構成された土地であることもある程度影響しているのかなと考えています。