成年後見申立ての面接

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です。

 昨日は成年後見申立書類提出後の家庭裁判所での申立人面接に私も同席しました。参加者は申立人とその申立人を日頃から助けている妹さん、そして私です。参与員から後見人の選任を希望する理由や経済状況についての質問がなされます。

 今回はご本人(実際に後見を受ける方)が後見を受けることについての相続人からの同意書の有無が少々問題になりました。申立人はご本人の奥様ですので当然相続人です。ただこのご夫婦には子供がいないため、奥様以外にはご本人の兄弟姉妹が相続人となります。ただ現在ご本人と兄弟姉妹は関係がかなり疎遠になってしまっており、今回の申立て前にも何人かには電話したそうですがあまり芳しい対応ではなかったようです。

 今回の面接で裁判所からは相続人である兄弟姉妹からの同意書をできれば取得してほしいと伝えられました。ただこれまでの親族間の関係性からすると正直ハードルがかなり高いのが実情です。とはいえ再度御兄弟の方達にお願いしてみるしかありませんね。