あらゆるものの高齢化

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です 。

 昨日お昼にJR琴似駅付近を歩いていると消防車や警察関係の車が何台もメイン通りに止まっていました。「何事か」と思いながら周辺を見ていると一部区画に規制線が張られて、某ビルの前に消防士が複数人集まっていました。どうも火事が発生していたようで、琴似に限らずこのところ北海道全体で火災のニュースが多くなってきている気がします。

 琴似と隣接している八軒でも毎年火事が発生しており中には死亡者が出ているケースもあります。こうも火災が多く発生しているのはやはり各家屋の老朽化が大きな理由の一つでしょう。備え付けのガス等の各機器の老朽化は火災に直結します。そしてもう一つの要因として考えられるのは住人の方の高齢化でしょうか。例えば就寝前の火元の確認等が以前ほど確実ではなくなってしまうのかもしれません。

 このように考えるとこの火災の多発は現代日本の「あらゆるものの高齢化」の縮図のように映ってきます。