成年後見申立てと相続関係

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です 。

 成年後見人選任の申立てをする際にはそのご本人の相続関係を明らかにする必要があります。そのためご本人の相続関係を調べるために戸籍を取得するのですが、往々にしてその戸籍数が膨大になる傾向があります。

  一般的に成年後見制度を利用しようという方は既にその配偶者が故人になっておりお子様もいないケースが多いのですがそれは兄弟姉妹が相続人となることを意味します。また現在80代・70代の方達はいわゆる戦前生まれあるいはベビーブーマー世代であり兄弟姉妹が非常に多いことが特徴です。つまりこれらに伴い必然的に取得する戸籍が多くなってしまうことになります。

 現在私も後見申立て書類の作成を数件受任しているのですが、そのどれもが先述の内容に当てはまり戸籍の数が非常に多くなっております。