「仮登記」はなかなか難しい

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です 。

先日弁護士のY先生から「某土地に仮登記が残っているのだが、この登記簿はどう読み取ればよいのか」というご相談を受けました。元々はこの土地の所有者様が売却を考えて不動産屋さんに相談したところ、仮登記が残っているのでこのままでは売却できないと伝えられたとのことでした。

 そこでその登記簿を見てみたところ、初見では「確かに仮登記が残っているな」という見立てだったのですが、少し時間を置くと何か違和感を感じて、色々と調べ直してみたところ、この仮登記は既に本登記されていることがわかりました。そうなると今の状態のままで土地は売却できることになります。そこでこの旨をY先生にご連絡したところ驚かれていましたが、その後Y先生から土地所有者さんと不動産屋さんにご説明して無事解決したとのことでした。

 なんでもその不動産屋さんにも当然お付き合いのある司法書士がいるのですが、その方もこの仮登記の解釈を勘違いして見逃していたのだとか・・・。 いや~仮登記は本当に司法書士泣かせです。