銀行間の相続手続共通化
札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です
今月からH銀行とD銀行の相続手続きの共通化が開始されました。これまでは各銀行で相続手続きに使用される書類の仕様が異なっていたため、書類を共通化することで利用者の負担を軽減するというのは良い試みだと思います。
ただ実際に利用してみるとこの共通化もまだ中途の段階だと感じました。書類の様式自体は確かに共通化されたのですが、その書類の受け渡しや提出等のいわゆる相続手続きのプロセスの共通化までにはまだ踏み込まれていない様子です。
また故人がH銀行とD銀行双方に口座を保有しているケースは少なくありません。そのためどちらかの銀行のみで双方口座の相続手続きを済ませることができれば非常に助かるのですが、さすがにそこまでは難しいようです。