被後見人さんのQOL維持の難しさ
札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です 。
現在被後見人Kさんは自宅からほぼ毎日週6日のペースで迎えにきて頂く形でデイケアに通っています。これまでは非常に良い形で生活できていたのですが90歳を超えたあたりから自宅での食事の際にヘルパーさんが付きそわなければならなくなったりと細かい部分で一層のケアが必要になってきました。QOL維持という面ではこの形が望ましいのですが一方でその分支出が大きくなることになります。
そのため毎月の生活費が思いのほか上昇してしまい、デイケアのケアマネージャーさんや社長さんとも話し合っています。本人のQOLをできる限り低下させたくない一方で現実的には支出との兼ね合いも考えなければなりません。このまま生活費が上昇せざるをえなければグループホームへの転院等も視野に入れていますが、「これまで親しくしていた人達がいなくなる」等の環境が激変するためご本人にどのような影響が出るのか読めないところがあります。なかなか難しいところです。