お客様の自社工場を見学:「家畜に優しい飼料」の開発生産

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士・成田浩史です 。

 先月、懇意にさせて頂いている八軒のI社が石狩に自社工場を立ち上げたということでその工場を見学させて頂きました。

 こちらのI社は家畜用(主に牛)の飼料の開発・生産を主とされている会社なのですが、その特徴として複数の微生物(細菌)を細かく分析培養・ブレンドし、何よりも「家畜に優しい」を前提とした飼料を開発しておられます。

 社長は普段はとてもお忙しく道内を駆け回っておられるのですが、この日は自らその製造プロセスをとても丁寧にご説明してくださいました。とりわけ驚かされたのはその微生物の種類の多さです。そして家畜にとっては有用な細菌が体の中で増え、有害な細菌が減った状態が健康上良好となるため、その状態を保つことを目的としたのがこちらの飼料になるわけですね。健康を保てることで家畜の免疫力も向上します。事実上家畜にとっての病気の予防にもなるため農家さんにとっては生産性の向上や経済的負担の軽減にもつながります。

 新しい微生物の発見にも余念がなく、実際外出先で「何となくこのあたりに良い微生物がいそうだな」と感じたらそのあたりの土を持ち帰られるとのこと。ポイントとしてはあたりに「良いにおい」を感じられるかだそうです。例えば私などでも野山で良いにおいを感じたりすることがありますが、あれと同じような感覚なのかなとも考えたりしました。

  私自身小学生の時分には夏休みを丸々農村留学したりしてましたので元々農業に関心はありました。ただこのI社のお考えに触れて一層農業について深く知りたいと考えるようになっております。北海道にとって農業は基幹産業ですし私も何かしらの形で貢献していきたいと思います。