売主が海外在住:こんなときはどうする?

どうも札幌市西区・手稲区の相続ふれあいサロンの司法書士・成田浩史です。

 以前海外在住のご夫婦が共同所有している土地を売りたいとの案件がありました。そのご夫婦はEU某国に在住しており、ご主人はそのEU某国人で奥様は日本国籍とEU某国籍を持ついわゆる「二重国籍」の方でした。 本件ではそのご夫婦が当該土地の売主として不動産売買の所有権移転登記を申請したのですが、事前に法務局へ照会をかけていたにも関わらず登記の完了までには通常よりも時間がかかりました。 準備する書類も売主の印鑑証明書の代わりにサイン証明書が必要であったり、各英文書類については和訳文も作成しなければならず通常の登記とはかなり勝手が違う部分があります。 ですが当事務所の場合は英文和訳についても私自身で行えるということもあり、このような案件についても柔軟にご対応させて頂きます。