高齢者用施設の高騰化

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です。

 先日、今相続手続きを進めている案件での相続人のお一人からあるお悩みを打ち明けられました。「母が入居している施設の費用が高額すぎて、受給している年金だけではとても賄えず毎月何万円かの赤字になっている。それで転居を考えて別の施設を色々探しているが、それらの施設でも随分高いんですよね・・・」とのことでした。

 私自身も成年後見人を務めているのでそのお気持ちはよくわかります。とはいえその入居する方達の希望する条件や入居者の症状の程度もその価格に影響するのは事実ですので、どんなに良心的な施設だとしても、現在の介護制度等に則った形で十分なケアを行っていくためにはその価格にならざるをえないということなのでしょう。

 これは本当に悩ましい問題だと思います。