町内会は今の日本社会の縮図

札幌の相続ふれあいサロンの司法書士行政書士・成田浩史です

 先日私の属している町内会で川周辺や公園の「春の一斉清掃」が行われ、私も役員兼環境衛生部の部長ということで参加しました。全体としては40名以上の方に参加して頂きゴミ拾いやフラワーロードの花苗植え等、皆さん精力的に動いてくれていました。最後は参加者へジュースをお配りして無事に終了です。

 ただその光景を見ていて如実に感じたのはやはり「少子高齢化」でした。参加してくれた方はご高齢の方が多く、年齢層が若くなるほど人数的には少ない印象です。個人的には今回清掃に参加してくれた方達のご年齢を考慮すると、全体の3分の1は数年のうちに今後の参加が難しくなるだろうと推測しています。

 また今は夫婦共働きのご家庭も増えており、これまでのように例えば「お仕事で不参加の御主人の代わりに奥様が町内会活動に参加する」というような形も非常に難しくなっています。

 このように考えると町内会には今の日本を取り巻く社会問題が凝縮されており、今後は各種負担の軽減や組織を柔軟に変えていかないと生き残れないのではないかと感じています。